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スピーチは短くても内容で勝負 

結婚式の祝辞のタイミング。結婚披露宴ではまず最初に媒酌人(仲人)の挨拶がある。披露宴の前に済ませたばかりの結婚式が無事終了した事の報告から始まって新郎新婦の紹介やら何やら長々とやられると心の中で早く終われ、早く終われと誰もが思ってしまう。やっと終わると今度は新郎と新婦の会社の上司がこれまた長々と始まる。いやかえって媒酌人よりもこちらの方が長いかも知れない。自分の会社の宣伝までやってしまう人もいる。それにこちらは二人分だからその分長くなる。それからそれぞれの同僚・友人達が後から後から続いてやってくれるから聞いているほうは大変だ。もっとも途中からはスピーチを聞くよりも飲んだり食べたりのほうが忙しい。それでも媒酌人や上司のスピーチはよいしょの持ち上げで耳がこそばゆくなるだけだからまだいいが、同僚や友人達のスピーチとなると中々そうはいかない。よいしょだけではなくとんでもない暴露話などをされたら聞いているほうがはらはらする。

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スピーチのコツはありますか

結婚式の祝辞は会場の誰にも聞こえる様な声で話す事。緊張すると早口になりがちなので気をつける。ポケットに手を入れたり、手を前で組んだり後ろで組んだり繰り返す人もいるがいずれもみっともなく見えるので要注意。空でスピーチをして緊張のあまり絶句してしまうよりも、あらかじめ原稿なりメモを用意してそれを読んだほうが失敗する率はぐっと少なくなる。むしろメモを読んだほうが、それだけ祝辞に対して気が入っているという印象を持たれる事もある。型通りのスピーチよりも、少し型はずれでも心がこもっていてユーモアのあるスピーチは聞く者を飽きさせない。スピーチのコツのひとつは場慣れする事である。結婚式のスピーチをする機会はそう多くはないかも知れないが、その時の自分の立場によってスピーチのパターンというか雛形を作っておいて同じものを話すというのも一つの手だ。例えば仲人・親戚・友人などの立場に応じた雛形を作っておき必要に応じて使い分けるのだ。

祝辞・弁論の名人達

何かで読んだのだが、今は亡き田中角栄元首相は稀に見る祝辞の名人だったそうである。それに関して面白いエピソードがある。彼は子供の頃どもる癖があったそうだ。ある日学校で国語の時間に先生から本の朗読を指名された田中少年は「先生浪曲の口真似で本を読んでもいいですか」と聞いたそうだ。先生が許可すると彼はどもる事なく朗々と読み上げたそうである。普通に話すとどもってしまうが浪曲の節を付けるとどもらなくなるそうだ。これで彼は大きな自信がついた筈だ。スピーチと演説と弁論は似ているが、その弁論の達人に海部俊樹元首相がいる。彼は中央大学在学中に学長から「海部の前に海部無く海部の前に海部無し」と言われた程の弁論上手であったらしい。その弁舌さわやかさが良い方向に働き、人脈もあってついには内閣総理大臣にまで上り詰めたのである。やはり政治家には弁論の達人・スピーチの名人は多い様だ。

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